POINT前回は、在宅医療は自分の対象なのかについてお話しをしました。在宅医療の対象になる方は、通院が大変な方や認知症などが対象になりますが、今回は、実際に私たちがどういった形で安心をご提供しているかのお話をしたいと思います。

病院からの紹介されてくる患者様には二パターンがあります。ひとつは病院でやれることがないため、在宅医療側にすべてをお任せしますと言うケース。

もうひとつは、病院と併診（へいしん）しながら在宅医療をしていきましょうと言うケースがあります。ここ数年の傾向では、病院側と併診しながら在宅医療を行っていくケースも増えてきました。

併診の場合は、外来にいくまでの細かい診療を在宅側で診てほしいと言う病院の意向が強い気がします。また、患者様には様々な症状があるため、治療選択をするための考える時間も必要です。そういった時間を作る際にも在宅医療の良いところです。

また、何かの選択や決断をする際にも、ご家族だけでは判断ができないことにたいして、在宅医や専門医の一言があることも安心につながるかと思います。