まず、私から患者さんには「室内の適温管理をしていれば熱中症にはなりません。もし室内が寒かったら、自分でベストを着たり、カーディガンを羽織るなどして身を守ってください」と言うお話をしています。

ですが、私一人で患者様全員の適温管理を毎日、見ることはできません。この問題は、本来であれば地域のコミュニティで支えいくべきことだと思います。

最近の傾向では、都内では多くの割合でお隣には誰が住んでいるかも知らないのが現状です。コミュニティで何かの役割を担うには、それぞれの方の負担が少なくすれば、コミュニティの役割を担えるのかと思います。地域のコミュニティが現状、脆弱化しているのは支える側も支えられる側もお互いが弱いのが根本なのかなと思います。

「地域の人たちで近隣の方々の見回りをしましょう」と言う案がでても、経済的な余裕がある人なら、警備会社へ依頼するなどしていることから「自分には必要ない」と言う方もいます。そうすると案がまとまらないケースもあります。

この問題は、地域コミュニティをどうやって回復させるかが重要な話しだと思います。（続きはラジオで）