2022年 3月5日、12日(土)のラジオ在宅NOWの放送のご案内です。
2022年3月のテーマは『ふじみ野市 在宅医たてこもり事件について考える』で今回は前半のお話です。
この事件は2022年1月に埼玉県ふじみ野市で起きた、在宅医の鈴木純一さんらが散弾銃で発砲され死傷した事件です。
捜査関係者によると、男の母親(92)が事件前日の26日午後に亡くなり、鈴木さんらが死亡を確認した。男は鈴木さんらを名指しで指定して「27日午後9時に焼香に来てほしい」と言い、母親が利用していた在宅クリニックの鈴木さんら関係者男女7人が自宅を訪れると、「生き返るはずだから心臓マッサージをしてほしい」「助かるはず」と頼んだ。
死後1日以上が経過していたため、鈴木さんが丁寧に説明して断ると散弾銃を取り出して鈴木さんに発砲。理学療法士の男性(41)も撃ち、医療相談員の男性に催涙スプレーを噴射した。さらに別に医療相談員にも向けて発砲した。
POINT今回、お話させていただく鈴木医師は、私が練馬区で在宅診療所を開院した当初に患者様を紹介してくれたり、食事したこともある仲でした。とても人望があつく、人に気を使ってくれる良い先生でした。ふじみ野市で300名近くの患者様を診ていましたので、彼が亡くなってしまうことで、これまで診療していた患者さんたちも路頭に迷ってしまう訳です。こ一生懸命、患者さんのために仕事をしていた医師が事件に巻き込まれてしまうのは非常に残念なことですし、なかなか言葉に表しい部分もあります。
詳しくは下記のリンクよりご聴取ください。
「ふじみ野市 在宅医たてこもり事件について考える」2022年3月(前半)の放送
『ラジオ在宅NOW』FM西東京 ラジオライブラリー
この番組は、当院の院長 松原清二が日頃医療の現場で感じることを話し、在宅医療に対しての理解をより深めて頂く番組となります。第一週と第三週に本放送、その他の週は再放送をお送りします。
放送日
2022年 3月5日、12日(土)放送分 | FM西東京 84.2MHz