先月から引き続き孤独をテーマにしたお話をします。
僕自身が在宅医療をしていて、どういう風に患者さんの孤独に対して接しているかを話していきたいと思います。これまでは一人（独居）の方=孤独と考えがちだったのですが、実際には一人になることで無気力や虚しさを強く感じる人が、僕の中では孤独と言う印象があります。

そういった人との気持ちを寄り添うことが一番大切なのかと思ったりします。在宅医療と通じてそうありたいとも思っていますので、患者さんの主訴（患者さんの話し）を大切にしています。自分が勤務医だった頃、医療機器が発達してることにより、触診や聴診にたいして少しおざなりになってしまうこともありました。

しかし、実際には患者さんに触れ、自分も肌に感じて検査をおこなうことが一番の筋ではないかと思っています。また、在宅医療の場合は、定期的にご自宅に訪問することにより、患者さんとの接する時間も外来に比べ長くなりますので、患者さん自身も「ちゃんと診てくれている」と思っていただくことで孤独を感じにくいなるかも知れません。（続きはラジオを聴取ください）
POINT