先日、FМ西東京の後援で、にしにしネットでラジオの公開放送を行いました。
にしにしネットとは、西東京市で団体や住民が共に助け合うためのネットワークで、地域の課題について考える会です。
そこで今回は在宅医療についてお話をしました。いつものラジオとは違い、多数の熱気を帯びた質問が行き交い、非常に有意義な時間が過ごせました。
理事長 松原 清二
ご質問の内容としては印象深かったのが、
- 在宅医療は要介護3以上もしくは重症の方が対象との話だけれども、実際外来通院が困難な人がいる場合はどうしたら良いのか。
- 在宅医療はお金持ちしか受けられない医療だと思っているが、実際はどうなのか?
- 今後は在宅医療の時代の流れとしてどうなっていくのか?
などなど多数ご質問がありました。
1.は、基本はご相談を受けた場合、当院の外来もしくは患者のお宅に赴き、方向性を決めていくので、どんな方でもご相談を受ける窓口があることをお伝えしました。
また、2.は基本は保険診療であり、自由診療ではないこと、ただ24時間対応になるので、その体制にコストがかかってしまうことをお話ししました。
とはいえ、実際には、複数の外来医療機関を受診されていた患者さんが在宅医療に一本化したところ、自己負担額が減った例もあることなどをお伝えしました。
在宅医療の今後の情勢に関しては、基本は外来で診てもらいながら、通院ができなくなったら、その主治医が往診するのが望ましいとは思いますが、私自身の経験から、二つを両立させる難しさをお話しいたしました。
今回の内容はFM西東京(84・2MHz)で、2024年12月7日(土)・21日(土)、2025年1月4日(土)・18(土)の午前7時30分から放送されます。ご興味があったら、聴いてみてください。