2023年1月7日、14日(土)のラジオ在宅NOWの放送のご案内です。
2023年1月のテーマは「在宅医療・最新医療機材紹介!2」です。今回は1月後半のお話です。
「在宅医療・最新医療機材紹介!2」
検査機器の話しの続きとなります。
前回はレントゲンでの肺炎についてお話ししましたが、今回は骨折についてお話しをしたいと思います。
レントゲンでは背骨の骨折、大腿骨の骨折などがわかりますが、実際問題、骨折が起きる前のリスク評価が重要です。何をリスクにして考えるかと言うと骨密度を評価することが大切です。骨密度の評価は実際にレントゲンととって評価する方法や、手の骨を撮影して骨密度測定をする方法などがあります。
当院でやっているのは、超音波での骨密度の測定をしています。骨密度の測定は、足の踵をはめてみて測定することができます。「では、今回はラジオパーソナリティーのひろこさんの骨密度を測定してみましょう」。うちの看護師が手伝いますので、踵をここに乗せてください。「測定してみましょう」。これが測定結果です。
骨粗しょう症は、若い人と比べて骨密度が80%以下なら骨塩減少、70%以下なら骨粗しょう症と言います。ひろこさんは、102%で平均よりも高いので骨が丈夫と言えます。「あー良かった。番組収録中に暗い気持ちになるところでした(ひろこさん)」。では、この機材の重さはどの程度でしょう。この重量は10kg程度なのです。
この検査結果より、若い人より骨密度が少ない場合には、骨粗しょう症の治療をしていきます。「先生は、定期的にこういった検査をされているのですか?(ひろこさん)」。「そうですね。4ヶ月~6ヶ月ごとに定期的に検査をしています」。ほとんどの方が骨粗しょう症の場合でも治療をしていくことで、骨密度があがっていくケースが多いです。
この他に当院で使用する医療機器の一つにスマートフォンサイズの超音波があります。これで診れるのは、心臓の動きや、腹水、膀胱などを診ています。「では、これは青木プロデューサーさんの心臓を見てみましょう」。
スマホにこの動きが映し出されます。こっちが左室(さしつ)で。こちらが左房(さぼう)と言い、左室に血液が多すぎた場合には、左室から左房に逆流がいってしまう場合があります。青木プロデューサーの場合は、正常な血液の動きが見られます。そういうことが超音波検査ではわかります。
(続きはラジオを聴取ください)
icon-headphones 詳しくは下記のリンクよりご聴取ください。
icon-external-link 「在宅医療・最新医療機材紹介!1」2023年1月(後半)の放送
icon-external-link『ラジオ在宅NOW』FM西東京 ラジオライブラリー
この番組は、当院の院長 松原清二が日頃医療の現場で感じることを話し、在宅医療に対しての理解をより深めて頂く番組となります。第一週と第三週に本放送、その他の週は再放送をお送りします。
icon-microphone 放送日
2023年1月21日、日(土)放送分 | FM西東京 84.2MHz