2023年11月4日、11日(土)のラジオ在宅NOWの放送のご案内です。
2023年11月のテーマは「オンライン診療について 先生の実体験(1)」です。
オンライン診療について 先生の実体験(1)
今回はオンライン診療についてお話しをしたいと思います。オンライン診療をはじめたきっかけは、9月下旬に体の調子が悪くなり、コロナの抗原検査をしたところ陽性になってしまったことです。
コロナが5類になったことで防護服を着用しなかったなど、わきの甘さがでてきてしまったようです。もちろん消毒や鵜飼などは欠かさずしていました。新型コロナは、現在通常の風邪と言う位置づけにもされてきているので、患者さんの診察をどうするか悩みました。
患者さんへご迷惑はかけれませんので、翌日よりオンライン診療に切り替えることにしました。しかし、オンライン診療が普及しないのは、高齢者の方はスマートフォンなどの端末をうまく使いこなせないことがあります。
それに対しては、当院のスタッフが患者さん宅へ行き、スマホの設定などをしてもらい、TV電話などを介してオンライン診療をすることができました。但し、初日は私自身が38度4分まで熱がでていたこともあり辛く、患者さんから「先生、お大事に」などの声をかけていただきました。
初診の方の場合、あらかじめ手紙で症状が分かっている方はそれで診察ができますが、検査となると看護師が手伝ってくれるとは言え壁を感じました。聴診ができないので、後日、オンラインでも聴診ができるものを調べて見ました。
医師がコロナに感染した場合、誰にみてもらうのか
私も症状が重かったため、オンライン診療を受けてみました。そうなると健康保険証で自分が医師であることが相手方にもわかります。「お医者さんですよね?」などの会話があり、「うちでだせるのは解熱、鎮痛剤くらいしかだせませんけど・・・」と言われ「それなら大丈夫です」。と断りました。
オンライン診療を諦め、近所の発熱外来まで行くことにしました。ロキソニンもカロナールが効かないため、抗ウイルス薬をだしてもらいました。それを飲んでから3時間くらいでかなり症状が楽になりました。つまり、医師でも病院へ行くと言うことです。
(音声でお聞きになる方は下記のラジオを聴取ください)
icon-external-link 「オンライン診療について 先生の実体験(1)」2023年11月(前半)の放送
icon-external-link『ラジオ在宅NOW』FM西東京 ラジオライブラリー
この番組は、当院の院長 松原清二が日頃医療の現場で感じることを話し、在宅医療に対しての理解をより深めて頂く番組となります。第一週と第三週に本放送、その他の週は再放送をお送りします。
icon-microphone 放送日
2023年11月4日、11日(土)放送分 | FM西東京 84.2MHz