先日市内の在宅診療の会の主催者から、当院の特徴について聞かれました。改めて聞かれると難しい物です。当院はだいたい常時100数十人の患者さんを訪問診療で診ており、年齢は8歳から102歳までまちまちです。感覚としていえば、地域のファミリードクターとしてやってきたという感覚ぐらいですが、まずはどういった患者さんが多いか見直してみました。
当院に依頼の来る患者さんは検査治療が密に求められる方や在宅でいることに不安に感じていらっしゃる方、最期までの看取りを含めた在宅管理を求められる方が割合としては多いのですが、それに応えることが当院の使命だと思っています。
理事長 松原 清二
当院はレントゲン、採血、エコー、心電図、骨密度、細菌培養検査など検査に精通している放射線技師や臨床検査技師、20年近く訪問看護や在宅診療に精通し、輸血や心不全治療などで治療を頑張ってくれている看護師、社会福祉士など社会資源に精通している医療事務、日頃の往診に必要な介助やオンコールをやっている診療アシスタント、まあ医療介護連携が診療所で円滑に出来るように頑張っているケアマネージャー、また患者宅に送り届けてくれる運転手など、20名弱がチームとなって行っています。
さらに地域の当院と一緒に患者さんを支えたいと強く思っているケアマネージャーや訪問看護とのネットワーク、また多数の疾患を抱えている入院難民になりがちの高齢者のベッドのある診療所との連携、MRIやCTが必要ならば送迎つきの画像専門クリニックへの紹介などかあります。
また地域への在宅診療の啓蒙のために、タウン通信やFM西東京で色々と話をさせてもらっています。こういったスタッフ配置や仕組み作りは当院の一つの特徴と思います。