テクノロジーの進歩と在宅医療(在宅診療NOW 2022年6月)

テクノロジーの進歩と在宅医療(在宅診療NOW 2022年6月)

先日、胃瘻(いろう)カテーテルを留置している女性患者がカテーテル留置付近を痛がっていました。

胃瘻とは栄養を口から取ることが難しい方が、体表からおなか側の胃壁までの道、瘻孔を手術で作り、そこにカテーテルを留置し、そこから栄養を入れる方法です。

通常はトラブルが起きることはないのですが、何かしらの原因で瘻孔からカテーテルが飛び出してしまい、そこに栄養を入れてしまった場合、おなかの中にある本来は無菌の腹膜に散らばってしまって腹膜炎を起こすことがあり、注意を要します。

まつばらホームクリニック院長 松原清二
理事長 松原 清二

そこでそのような可能性を懸念して、胃瘻カテーテルを抜こうとしたのですが、必要なデバイスを使用してもビクリともせず、患者さんは大変おなかを痛がっていました。

これは困ったと、外科の友人にテレビ電話をし、状況を説明したところ、それならばとテレビ電話を介して、カテーテルを引き抜くべき力、デバイスの使い方のコツを教えてくれました。そこで、改めて指導を受けながらじわじわとカテーテルを引き抜きました。

そのかいあって、ズボッと無事にカテーテルが引き抜け、患者さんがおなかの痛みがなくなったと言ってくれた時には私もほっと胸をなで下ろしました。その後は新しいカテーテルを入れ直し、トラブルはありませんでした。

最近は遠隔で5G回線を使用してロボット手術を行うことも考えられています。このようなテクノロジーの進歩の中で高齢社会になり、病院通院が困難になる方は増えることが予想されます。

そこで在宅医療では、このようなデジタルデバイスをうまく使い、自宅でも医療の質を保つことが大切であると改めて思いました。

タウン通信 まつばらホームクリニック

PDF版でご覧いただく方はこちら

テクノロジーの進歩と在宅医療(在宅診療NOW 2022年6月)
Dr.matubara 2022-6

検索

クリニック概要

医療法人社団 颯凌会
まつばらホームクリニック


〒202-0012
東京都西東京市東町4-14-18 かえでビル2FB
TEL:042-439-1250
FAX:042-439-1251

●お電話受付時間
AM9:00~PM6:00

●主な訪問地域
西東京市、練馬区の一部、新座市南部、東久留米市の一部、武蔵野市の一部


まつばらホームクリニックの診療地域
訪問地域詳しくはコチラ

当院の紹介動画

ブログ カテゴリー

  1. 軽度認知障害と在宅医療(在宅診療NOW)(|まつばらホームクリニック

    2022.02.19

    当院のツイッター、フェイスブックの公式ページを開設しまし…

  2. 第3回 CRCN講習会

    2021.10.04

    心臓リハビリ研究会(第3回 CRCN講習会)のお知らせ

  3. 在宅医療最前線 著者:まつばらホームクリニック院長 松原清二

    2020.06.24

    【書籍】当院の院長 松原清二(著書)『在宅医療最前線〜最…

  1. 軽度認知障害と在宅医療(在宅診療NOW)(|まつばらホームクリニック

    2022.02.19

    当院のツイッター、フェイスブックの公式ページを開設しまし…

  2. 第3回 CRCN講習会

    2021.10.04

    心臓リハビリ研究会(第3回 CRCN講習会)のお知らせ

  3. 在宅医療最前線 著者:まつばらホームクリニック院長 松原清二

    2020.06.24

    【書籍】当院の院長 松原清二(著書)『在宅医療最前線〜最…

TAG