徐脈について(在宅診療NOW 2026年2月)

徐脈について(在宅診療NOW 2026年2月)

ここ数年、患者さんの脈が少ないこと(徐脈)を心配して、問い合わせが来ることがあります。

人間の心拍は1分間に60から100回程度の心拍が規則的で、50回以下だと洞不全症候群が疑われます。

ただ、これだけで病的ということはできません。昔マラソンなどの長距離走をやっていたスポーツ心の方が、脈拍40台前半が病的といえるかといえば、それだけではいえません。

それではどういったところを病的と判断するのでしょうか?

まつばらホームクリニック院長 松原清二
理事長 松原 清二

基本は症状です。心臓は血液を脳や全身にポンプとして送り出します。そのポンプから送り出される血液の1分間の総量は1回の心拍出量×心拍数で決まります。

徐脈になれば、心臓が代償性に過剰収縮し、心拍出量が増え、1分間の心拍出量は保たれます。ところが、それが破綻した場合、つまり1分間の心拍出量が減った場合、脳に行く血流が少なければ、目の前が暗くなったり、意識を無くして転倒をしたり、また入浴やリハビリでの運動負荷がかかったときに、十分必要としている心拍数まで徐脈から改善せず、息切れや浮腫などが出現するといった症状が出ることがあります。

この場合は、ペースメーカーの植え込み術や脈拍を速くする薬などを検討します。ですので、徐脈だけでは、治療対象になる場合もあれば、ならない場合もあります。ただ、私が普段診ている患者さんはご年配の方が多いので、加齢に伴う徐脈の進行はあります。

そこで当院では、定期的に医療機関で心電図での経過を見たり、また日頃の診察での問診や診察、採血での心不全のマーカーの確認、レントゲンや心エコーでの心不全の評価を行い、必要に応じてペースメーカー植え込み術を病院に紹介することもあります。

脈が遅い――それはバイタルサインの一つの所見ではありますが、日頃の診察では特に問題がなく、症状が出ていなければ、問題になることはあまりありません。

ただし、脈拍が著しくさらに落ちたり、意識を失ったり、息切れ、浮腫が出たりしたら、早めに医療機関に相談することをお勧めします。

タウン通信 まつばらホームクリニック

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徐脈について|在宅医療NOW タウン通信2026年2月号
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