睡眠と熱中症(在宅診療NOW 2026年8月)

睡眠と熱中症

この時期は往診をしていると、車内の室外計の温度は40度を超え、猛暑日を呈することがあります。この時期は必ず昼休み中に昼寝をして身体をしっかり休めますが、どういった睡眠が熱中症対策として身体には良いのか気になり、調べてみました。

すると以前、日経新聞で、国立精神・神経医療研究センターの睡眠の先生が睡眠と熱中症の関係で書かれていたコラムが出てきました。

そこでは独立行政法人労働安全衛生総合研究所の興味深い試験を取り上げ、睡眠時間が運動後の深部体温にどう影響を与えているのか試験をしていました。

具体的には睡眠が4時間と少ない群、睡眠が7-8時間と十分な群に分け、午前と午後に不快指数の高い環境で各々の群に歩行をさせ、運動後の深部体温を測りました。

まつばらホームクリニック院長 松原清二
理事長 松原 清二

すると午後に測定した深部体温において、睡眠時間が短い群では運動後の深部体温の下りが悪いとのことでした。

残念ながら、昼寝については、すっきり感はあるものの深部体温の下りは認められませんでした。この結果から、この時期の睡眠不足は熱中症のリスクを高めることが分かります。

熱中症予防にはしっかりした睡眠が必要であると結論づけられました。考察としては発汗に関わる自律神経が不眠で乱れているためと思われました。

昨今睡眠に対する意識がメディアで取り上げられているものの、ついつい先日はサッカーワールドカップもあって観戦に夢中になり、夜更かししがちです。

ですが睡眠不足で熱中症になってしまえば、しばらくは休息や、場合によっては入院も必要となってしまうこともあります。

そこで日頃の生活では睡眠時間に重きを置き、十分な時間の睡眠を最優先とすることが必要だと思います。

また、身体はある程度外気温が下がり、深部体温が下がらないと眠れないことはよく知られています。

東京都は令和8年度は65歳以上の方であれば、冷房購入のための補助金を最大8万円まで出してくれるので、積極的な冷房の買い替えや設置をし、室温を下げ、睡眠に優しい環境作りを行い、熱中症予防に十分で良質な睡眠を取ることに努めることは大切だと思います。

タウン通信 まつばらホームクリニック

PDF版でご覧いただく方はこちら

睡眠と熱中症|在宅診療NOW タウン通信2026年8月号

検索
クリニック概要

医療法人社団 颯凌会
まつばらホームクリニック


〒202-0012
東京都西東京市東町4-14-18 かえでビル2FB

TEL:042-439-1250
FAX:042-439-1251

●お電話受付時間
AM9:00~PM6:00

●主な訪問地域
西東京市、練馬区、新座市南部、東久留米市、清瀬市、東村山市、武蔵野市他
当院より約半径8km~16km(要相談)


まつばらホームクリニックの訪問エリア|西東京市、練馬区、新座市南部、東久留米市、清瀬市、東村山市、武蔵野市当院約半径8km~16km(要相談)
訪問地域詳しくはコチラ

当院の紹介動画
ブログ カテゴリー
  1. 在宅医療連携室 まつばらホームクリニック

    2026.07.25

    ​【復旧とお詫び】FAXおよび電話回線復旧のお知らせ
  2. 在宅医療連携室 まつばらホームクリニック

    2026.07.17

    ​【重要】クリニックFAX不通およびお電話のつながりにく…
  3. 多摩北部医療センターでの在宅輸血の話し まつばらホームクリニック

    2026.03.04

    多摩北部医療センターにて在宅輸血についてお話ししました。…
  1. まつばらホームクリニック 開業10周年

    2025.05.22

    まつばらホームクリニックの開業10周年
  2. にしにしnet定例会【まつばらホームクリニック在宅NOW】公開収録

    2024.12.27

    にしにしnet定例会【まつばらホームクリニック在宅NOW…
  3. 東京都心不全サポート事業での在宅心不全についての講演会

    2024.12.27

    東京都心不全サポート事業での在宅心不全についての講演会
TAG