最近急激に気温や湿度が上がるようになり、熱中症が気になる時期になりました。
先日、フジテレビの「めざましテレビ」で、昨年この欄でも取り上げた「暑熱順化」について話をさせてもらいました。自分自身、他人に語る前に気をつけなければいけないなと感じています。
また、最近は実際に各個人宅を訪れると、(何となく体がだるい、眠れない・・・)など、さまざまな訴えをされる患者さんが増えてきています。
問診を取っている最中に、私のほうも頭の痛みや体の気だるさを感じるようになり、ハッと近くにあるエアコンのリモコンを見ると、冷房のはずが「暖房」になっていたり、作動させていなかったり・・・ということが起こっています。
理事長 松原 清二
さらに、冷房の設定が28度なのに、近くにある室温計では32度・湿度60%を示していたりして、〈冷房が機能していないんだな〉と思うこともたびたびあります。
パナソニックによれば、エアフィルターが目詰まりしていたり、吹き出し口付近に障害物があったりすると、正確な室温を測れなかったり、部屋がしっかり冷えていると誤認識することがあるとのことです。
最近はエアコンの遠隔操作ができる環境があり、例えば、家族が九州にいながらも東京で一人暮らしするお身内を守るということも可能になっていますが、それだけで十分とはいえません。
患者さんを熱中症から守るためにも、見守りするご家族や介護関係、医療スタッフも、一度はその室温環境を確認しなければいけないと思います。